セミナーイベント

EVENT

令和元年度しらかわものづくり講習会「県南技塾編」受講者募集

[2019.10.18]

しらかわものづくり講習会「県南技塾編」を本年度も開講いたします。

受講料一律で、お好きな講座を1講座から選択可能です。(最大3講座)

複数講座の受講がおすすめとなっております。ぜひご利用ください!

R1県南技塾チラシ.jpg

 

1.「鉄鋼材料学の基礎と応用」

鉄、鋼、ステンレス鋼について理解し、材料サイクルについて考えるようになる。

鉄鋼材料学の基礎と応用シラバスはこちら

日程 11月12日(火)18:30~20:30 

講師 日本大学 名誉教授 藤原 雅美 氏

講義概要     

① 鉄の結晶構造を説明できるようになる.

② 鉄-炭素系状態図から鋼の標準組織を想像できるようになる.

③ 鋼の強化原理を説明できるようになる.

④ 鋼の熱処理について説明できるようになる.

⑤ ステンレス鋼の利点と欠点を説明できるようになる.

⑥ 材料サイクルについて考えるようになる. 

   

鉄の製錬:高炉の中の鉄鉱石・コークス・石灰石に熱風を送ると,還元反応が起きて銑鉄が得られる.それを転炉に移して成分調整する.

鉄の結晶構造:鉄の原子は,室温付近では体心立方構造,高温のある温度範囲では面心立方構造という並び方をとる.

鉄の同素変態:ある温度に達すると鉄の結晶構造(相)が突然変化し,その温度を境に体積や長さなどが急変する.

鉄-炭素系状態図:状態図の見方を知ることにより,高温に保持したときの組織や室温まで徐冷したときの顕微鏡組織を想像できる.

鋼の強化原理:転位の周囲に炭素の濃化した雰囲気が作られると,転位は動けなくなる.つまり,塑性変形しづらくなる=強くなる=硬くなる.

鋼の熱処理:鋼を焼入れすると,一部はマルテンサイトという非常に硬い組織に変態する.その後,焼戻して硬さを調整する.

鋼と鋳鉄:鋼は延性に富むので塑性加工が可能である.鋳鉄は脆いが耐摩耗性に富み,機械の振動をよく吸収する.

ステンレス鋼:鋼にクロムやニッケルを含有させると耐食性が高まる.

材料と社会:資源の有限性,低炭素社会の実現について,技術者はどのように取り組むべきかを考える.

 

講師から

1781年,英国中西部のシュロップシャー州を流れるセヴァーン川に世界初の鋳鉄製の鉄橋(全長30m)が架けられました.今も現役ですが,安全を考えて歩行者だけが渡れるそうです.その後,銑鉄から炭素を取り除く技術が開発され,1889年,パリ万博のときに錬鉄製のエッフェル塔(全高324m)が建設されました.英国人のベッセマーが転炉を発明すると,鋼材を大量に生産できるようになりました.

20世紀に入ると,ニューヨーク州の岩盤の固いマンハッタン島に鋼構造と煉瓦壁を組み合わせた摩天楼が次々に建てられました.二つの世界大戦を経て,1958年には当時の芝愛宕町界隈を想定した『ALWAYS 三丁目の夕日』にも出てくる東京タワー(全高333m)が一般構造用圧延鋼材(SS41)を使って建設されました.1966年,10万トン近い造船用鋼材を使った世界最大のタンカー出光丸(全長352m,載貨重量20万トン)が就航しました.

最近の話題では,東京スカイツリー(全高634m)は新開発の高強度円形鋼管を現場で溶接して組み立てられたそうです.このように製鋼技術は時代と共に進歩してきましたが,今でも溶鉱炉からは大量の二酸化炭素が排出され続けています.この技術課題に対して,2018年,日本鉄鋼連盟は『低炭素社会実行計画フェーズⅡ』と『ゼロカーボンスチールへの挑戦』と題する中期及び長期的な地球温暖化対策ビジョンを策定しました.

秋の夜長,ウィスキーでも飲みながら鉄と鋼の歴史を紐解いてみては如何でしょうか. 

 

 

2.「切削加工について」 

切削加工の力学的基礎、切削理論、切削加工法の種類、各種切削加工機械と切削工具について 理解する。

切削加工についてシラバスはこちら

日程 11月18日(月)18:30~20:30

講師 福島県ハイテクプラザ技術開発部 主任研究員 小野 裕道 氏

講義概要

1. 切削加工の力学的基礎、切削理論について理解する。

2. 切削加工法の種類、各種切削加工機械と切削工具について理解する。

切削理論の基礎

いろいろな切削加工法と切削条件の求め方

工具材料と選び方

びびり振動

講師から

切削加工や研削加工の基礎的な項目を紹介します。切削加工のシミュレーション結果の動画を使って、工具刃先の様子を解説します。基礎から学びたい方におすすめです。

  

3.「溶接技術について」

加工から評価まで及びステンレス鋼・異種金属の溶接について解説することで、溶接の基礎を理解する。

溶接技術についてシラバスはこちら

 日程 11月22日(金)18:30~20:30

 講師 福島県ハイテクプラザいわき技術支援センター 専門研究員 佐藤 善久 氏

 講義概要               

溶接法  溶接の長所と短所、TIGやレーザ等の溶接法について解説します。

金属材料 ステンレス鋼や異種金属の溶接について解説します。

溶接欠陥 溶接欠陥の種類やその原因について解説します。

試験方法 引張や硬さ等の物性試験、X線透過や浸透探傷等の非破壊試験について、事例を交えながら解説します。

講師から

溶接には溶接方法や材料をはじめ、検査、生産管理、安全衛生などの広い分野が関わっていますが、今回は主に溶接方法・材料・検査について取り上げます。材料やものにあわせて最適な溶接方法を選ぶために、溶接方法について説明します。また、品質がよい溶接について理解するために、欠陥や評価方法について説明します。 

会場

白河市産業プラザ人材育成センター 研修室 (白河市中田140番地)

定員

各 30名 程度

参加費用

3,330円(税込)

※受講する最初の講座の受付時に1度だけ現金にてお支払いいただきます。

申込方法

申込書に必要事項を記入の上、FAXまたはメールでお申込みください。

申込書ダウンロードはこちら

PDF版  R1県南技塾チラシ.pdf

エクセル版 R1県南技塾申込書.xlsx

申込締切

各講座3日前までにお申し込み下さい。

ページトップ